(2016/6/30)

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http://s1.iec.u-tokai.ac.jp/modules/tinyd9/index.php?id=2


はじめに

季節は梅雨に入りました。皆さんお元気ですか。
東海大学の「国際教育センター」(通称・国セン)からのメルマガ(国セン発メール便)第2弾をお届けします。外国語学習や留学などに役に立つ情報をお届けします。


もくじ
(1)リレートーク
 「ラマダン カリーム!」イスラム教徒の断食の季節がやってきた
  アルモーメン アブドーラ
(2)キミの意見がものを言う!
  「緊急アンケート:あなたは留学したいですか?」
(3)私の留学経験(2)
「留学を考えているキミに」
  中川 浩
(4)国セン情報
(5)編集後記


(1)リレートーク
 「ラマダン カリーム!」イスラム教徒の断食の季節がやってきた
  アルモーメン アブドーラ


 「お腹すいたな。どうしようか」。時刻はすでに午後4時を回っている。

 「昨日、夜中に起き損なったのは大失敗だった。スホール(断食開始の前の食事のことで日の出 前に断食に備えてフルーツジュースや温かい紅茶、ヨーグルト、パンなど食べる)を食べられなかったからだ。でも、ガマン、ガマンだ。もう少しで食事の時間が始まる」

 2週間前に始まった断食月“ラマダン”の「断食」の1日が終わる時間にさしかかったころには、「お腹すいた、お腹すいた。ほんとにお腹がすいた」とばかり考えてしまう。お腹が不平不満を訴えているような幻聴まで聞こえてくるよう な気がする。実際、最後に何かを口にしたのはもう11時間も前だ。しかし16時間以上空腹な状態で、断食が明けて初めて口にする飲み物、食べ物の味や香り、それは格別である。水は格別においしく感じる。水の一滴一滴が身体にしみわたってくるような感覚だ。この水の豊かな感覚は断食明けが一番である。

 1日中、腸の中に食べ物が入っているという現代人の生活習慣は、身体にとってかなりの負担となる。断食をすると、腸が消化吸収の働きから解放されて、浄化される効果も抜群である。断食の経験のない方でも健康上に理由がなければ断食を一度くらい経験してみるとおもしろいような気がする。本当にお腹がすいたときに食べる食事、本当にのどが渇いたときに飲む水のおいしさ。これは普段いつでも好きなときに食べられる日常を過ごしているとなかなか体験できないことだ。

断食で断つのは“悪行”や“悪態”

 普通、「断食」と聞くと何を連想するだろうか。「明け方から日没まで、食べず、飲まずに過ごすなんて大変、嫌だ。どうしてそんなことしなければならないのか」と、まず疑問に思うだろう。
 あるアラブの知識人の話によれば、「断食という行為は、世界のさまざまな宗教に見られるが、イスラム教の場合は、物理的に飲食を絶つだけでなく、悪態や、社会や他人に害を与える行為を絶つ。これこそが、イスラム教が考える断食の本当の意味である」という。イスラム教徒がみな、このような精神を忠実に実行しているかどうかは別にして、イスラムの普遍的な哲学がそこにある。

 多くの人は、食事を毎日3食規則正しく食べるべきものだと考えているから、「断食」と聞くと何だか「苦行」のようなものを連想するのではないだろうか。そう思うのも無理はない。 実際の「断食」はお祭りである。「ラマダン(断食月)」の時期に特別な思いをはせるイスラム教徒にとって、ラマダンといえば、心待ちにしている楽しい行事である。仲間が集まり、おいしい料理をたくさん食べる。夜はライトアップされ、嬉しい、楽しいことが目白押しの日々が始まるのである。

 東海大学には、およそ200人以上のイスラム教徒やアラブ人留学生が在学している。これは一つの大学で学ぶイスラム教徒として日本全国の大学の中でもトップランキングを誇る数である。考えみれば、イスラム教徒やアラブ人留学生と交流する機会は滅多にないことだ。あなたの周りにもしイスラム教徒がいたら、迷わずに「ラマダン・カリーム(断食月、おめでとう)」と声をかけてみよう。お互いの距離の間がぐっと縮まるに違いない。

日没の食事はお祭り、家族団らん

 リレートーク、次は英語の藤田玲子先生です。藤田玲子先生は、航空会社の勤務経験のある異色の英語教員です。どんな話になるか、お楽しみに。

(東海大学・国際教育センター准教授。エジプト・カイロ生まれ。日本語日本文学博士号を取得。元NHKテレビ・アラビア語講座講師。主な著書に『地図が読めないアラブ人、道を聞けない日本人』(小学館)他)


 (2)キミの意見がものを言う!
「緊急アンケート:あなたは留学したいですか?」結果判明!

 読者の皆さんの意見を直接紹介する「キミの意見がものを言う!」の第一弾として、留学について緊急アンケートを行いました。東海大学の学生の留学についての意識や考え方について52件の回答を得ました。
 
 「すばり、留学したいですか?」という問いに対して、「ぜひしたい」「できればしたいと思う」と回答した学生は、約70パーセントでした。東海大学の学生はかなり留学について関心を持っているのですね。中でも「せひしたい」と回答した学生は36.5パーセントもいました。
 
 次に「どこの国への留学に興味がありますか」という質問には、アメリカ、イギリス、カナダ、ニュージーランドと英語圏が上位を占めましたが、ドイツ、フランス、オーストリア、スペイン、韓国、中国、ロシアにも関心がある学生が少なくないことがわかりました。


 次に「留学で得られるメリットは何だと思いますか」という質問に対して、「語学力が身につく」「異文化に触れることができる」が最も多く、それぞれ88.9パーセントでした。次に、「行動力が身につく」「楽しそう」「自信をつけたい」「就職やキャリアップに有利」などの回答が上位を占め、さらに挑み力、成し遂げ力、集い力が身につくという東海大学生らしい回答もありました。
 また、留学後の進路について、「身に着けた語学力を生かして,研究活動の論文調査や国際学会等に生かしたいと考えています」(工学部機械工学科)、「貿易関係の職に就きたい」(教養学部人間環境学科)というかなり具体的な考えも聞かれました。

 また、「何らかの形で国際交流出来る職に就きたい。出来なければワーキングホリデーで1年渡米したい」(法学部法律学科)、「就職活動及び今後の学科での研究に役立てたいです」(文学部ヨーロッパ文明学科)、「就職の幅を広げたいのとまた新しいやりたいものが見つかるかもしれない」(工学部)のように、具体的には決まっていないものの、何らかの形で留学経験を生かして行きたいという回答もありました。みなさん、留学経験を自分の将来計画に生かして行こうと考えているのですね。

 一方、留学を希望しない学生にその理由を尋ねたところ、「語学に自信がない」が87.5パーセントと最も高く、次いで「経済的に難しい」「治安が不安」などの回答がありました。

 今回のアンケートを通じて、東海大学生のかなり多くの学生が留学に関心があり、中にはかなり意欲を持っている学生がいることが判明しました。また、留学を希望しない学生の多くは語学力に自信がないと感じているようです。国際教育センターの外国語科目を履修して、語学力に自信がつけば、さらに多くの学生がグローバルに活躍をすることになることでしょう。

次回のテーマ:「あなたがやっている外国語学習を教えてください」


 次回の「キミの意見がものを言う!」のテーマは「あなたがやっている外国語学習を教えてください」です。大学の授業で外国語科目を履修している人はもちろん、そうでない人も、外国語をどのように勉強しているのでしょう。皆さんがやっている学習方法・内容について、ぜひ教えてください。こっそりやっている方法もぜひ教えてください。

■回答方法
 以下のURLを開き、回答を記入してください。パソコンでもスマホでも可能です。
http://goo.gl/forms/gkHw5ztM8HFSEmbq2
 ■回答期限
2016年7月15日(金)

 
(3)私の留学経験(2)
 「留学を考えているキミに」
  中川 浩



 留学初めの頃は、文化の違い、生活の違い、新しい発見が全て楽しいと感じますが、その文化の違いが、ネガティブなカルチャーショックに感じる事が頻繁に起こります。生活に慣れない、ネイティブの友達が出来ない、などからショックを受け、新しい事を受け入れられなくなります。ジェットコースターのようなアップ・ダウンのような感じです。

 このダウン時期によくありがちな事は、学生が留学生活と日本の生活を比べてしまう事です。日本食を食べたい、日本語を使って気軽な生活をしたい、と考えたり、「この国は日本と違って、、、、、」と不満を爆発させてしまう事です。しかし、そもそも他国に留学するにあたり、日本と同じ生活や環境を求める事自体が間違っていると皆さんは思いませんか? では、留学先での困難を事前に把握して、それなりの準備はできないのでしょうか? 答えは「出来ます」です。

 留学を成功させる為の事前準備について、私の経験から大まかに2つアドバイスします。

1つ目: 留学の目的を明白にする事

 これは留学先で「言語を学びたい」、「友達を増やしたい」、と言う漠然な目標でなく、なぜ、留学で言語を学びたいのか? その先には何があるのか? 何をいつまでに習得しなければいけないのか?など、自分へ自問自答し、留学へ行く必要性をしっかり考え、現状を把握する事です。実際に留学でしかその目標・目的は成し遂げられないのかどうか、留学経験者や先生、家族、友達に話してみると良いと思います 。留学で親元を離れて、親のお金を使い遊び呆けるという、「とりあえず留学」は、事前に留学の目的を明白にするだけで防げます。

2つ目: 留学先の言語を出来るだけ留学前に学んでおく事

 留学先では、生活の事、お金の事、全て自分で管理しなければいけません。その際に現地の人々とのコミュニケーションが少しでも多くとれれば生活がスムーズになり、余裕が生まれます 。前文でも述べましたが、困った時に日本語を使用し、日本人に助けを求めていても、自身の成長に繋がらないし、旅行と何ら変わりません。ホームステイ先から隣町のショッピングモールへ行くのにバスや電車を乗り継げば簡単な所を、言葉が通じない、コミュニケーションがとれないという理由で外出を諦めたり、タクシーなど、必要以上の出費で小さな問題を解決しようとします。俗にいう「留学リスク」というものです。

 日本でもよく言われていますが欧米では18歳を過ぎて大学で学ぶという事は本人の意思であり、自分の学費や生活費を自分で稼ぐのが当たり前です。日本人留学生はそうでなければいけないとはいえませんが、小さな困難を乗り越える度に必要以上の出費を重ねていても、お金に頼っているだけで、自分自身が困難を乗り越え、生活をスムーズにしているわけではありません。その反面、多くのネイティブとコミュニケーションをとれば 留学リスクなど考える事もないでしょう。ですから、留学をスタート時点からより充実したものにし、自身の成長や目標を達成させる為にも、留学先で使用する言語の習得は、あらかじめ出発準備の段階から行うべきだと思います。日本の生活から離れ、外国人の身になって考え行動する。留学中に小さな悩み事があっても、英語でネイティブと話をして、アドバイスをもらい自ら解決する、この「文化を受け入れ、自身を自律させる」事が留学の醍醐味ではないでしょうか? バイリンガル(2つの言語)という言葉はよく聞きますが、バイカルチャル(2つの文化)を視野に入れて、言語を学び、留学生活をおくる事で自分自身の「国際性の育成」に繋げてみてはどうでしょうか。

 (国際教育センター・英語教育部門・講師。石川県金沢市出身。高校卒業後に渡米し、バーモント州の語学学校を経て、モンタナ州Helena市のCarroll大学にて英語教授法の学位を取得。その後、アリゾナ州、カンザス州でアメリカ人を含む多様な生徒に英語を教えるとともに、カンザス州Fort Hays State Universityで修士(TESOL)を取得。約10年アメリカで英語教育を行う。)


(4)国セン情報

■観光学部の学生が暗唱大会で準優勝!

 観光学部観光学科3年の加勢照将(かせてるまさ)さんが、2016年6月18日開催の「2016年度第41回南山大学ドイツ語暗誦大会」に出場し、ヨハン・ ヴォルフガング・ゲーテ作の詩『魔王』の暗誦で、みごと準優勝を果たし ました(第2位)。

■第10回東海大学国際フェアについて
 国際フェアを知っていますか?国際フェアは留学生と日本人学生の交流を深めるためのイベントで、今年度で第 10 回を迎えます。2016年12 月1日(木)から 12 月 15 日(木)(各国ブース展示は 12 月 2 〜3日)にかけて実施します。当日見に行くのも楽しいですが、留学生と一緒に「各国ブース展示」の企画・準備・運営をするのはもっと面白いです。
現在企画・準備・運営をしてくれる学生を募集します。詳しくは、国際教育センターWebサイトへ。

■「リスニング・スピーキング2」・「リーディング・ライティング2」統一試験
 7月22日(金)実施。詳しくは担当教員へ。

■学内TOEIC試験
 日時:7月1日(金)実施

■東海大学文明研究所・文化心理学ワークショップ
 「文化心理学」を知っていますか? 文化・社会的コンテクストのもとで機能する高次な心の機能――反省,創造性,想像力といった機能――を研究している学際的な心理学です。デンマークのオールボー大学には、世界で唯一「文化心理学」の研究を推進するために設置されたセンターがあります。このたび、東海大学文明研究所では、オールボー大学文化心理学センターの先生方をお招きして、入門ワークショップを開催することになりました。ふるってご参加ください。

日時:2016年7月23日(土),時間:15:00-18:30
場所:東海大学湘南校舎,15号館4階,第二会議室

基調講演
ヤーン・ヴァルシナー(オールボー大学文化心理学センター,ニールス・ボーア教授)
「抑制された志向性:行動の根本的な不確定性」

レクチャー1
ルカ・タテオ(オールボー大学文化心理学センター准教授)
「想像的過程と文化」

レクチャー2
ジュゼッピーナ・マルシコ(オールボー大学文化心理学センター助教)
「文化心理学における境界」

ディスカッション
セルジオ・サルヴァトーレ(サレント大学歴史/社会/人間学部教授)
小貫大輔(東海大学教養学部教授)

*各講演は約40分間英語で実施し、日本語で10分程度の短い解説を行います。

オーガナイザー:
田中彰吾(東海大学現代教養センター教授,shogot@tokai-u.jp
鷹取勇希(東海大学国際教育センター特任助教,yukitakatori@tsc.u-tokai.ac.jp


外部で受けた外国語の検定・資格のスコアシートや証書の写メを募集!

 外部で受けた外国語の検定・試験等の結果を募集します。スコアシートや証書の文字が鮮明に読めるように写メで撮影して、ir@iec.u-tokai.ac.jp宛てに送ってください。学生証番号と氏名を必ず明記してください。皆さんの結果は本センターで記録し、教育活動の貴重な参考資料とします。また、級やスコアにより、表彰することを検討中です。


(5)編集後記


 最近、ちょっと変な言い方かもしれないが、ある授業では私は教えないことにしている。

 たとえばテキストの問題は学生が自分で解いて、その解答を私に見せる。私は「一つヘンだな」とか「3つは正解」などと、正解か不正解かのみを言い、余計な説明はしない。間違った箇所は自分でテキスト、辞書、ネットなどで調べて(私の授業では辞書を引くのも、ネットで検索するのも自分の力のうちと指導している)、自分なりの解答を再考する。もちろん、ヒントがほしいなら、ヒントは与えるし、正解を知りたければ、躊躇なく教える。しかし、ヒントを求める学生はいても、正解を聞く学生はほとんどいない。皆、自力で考えて答えを出す。

 この方法を学生も気に入ってもらっているのかは、本人たちに聞いてみないとわからないが、自分で答えを探す方が教えてもらうよりずっと楽しいし、成就感も味わえる、と私は思っているのだが。。。。時々、私の想像をはるかに超えた発想の解答に出くわす。学生の学ぶ力は教員なんかよりすごいなと思う。(Y.Y.)


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発行:東海大学 国際教育センター
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メルマガ編集チーム
 アルモーメン アブドーラ(国際教育部門・常任広報委員)
 高橋 強(英語教育部門・広報委員)
 近藤 喜重郎(国際言語教育部門・広報委員)
 吉成 雄一郎(英語教育部門・国センIR委員)
 

 

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