2017/1/31号


 (2017/1/31)

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http://s1.iec.u-tokai.ac.jp/modules/tinyd9/index.php?id=11


はじめに

 新しい年が明けてから間もなく一月が過ぎようとしています。皆さん、このセメスターはいかがでしたか。東海大学の「国際教育センター」(通称・国セン)からのメルマガ(国セン発メール便)をお届けします。今月も外国語学習や学生生活に役に立つ情報をお届けします。


もくじ

(1)リレートーク
 「授業の視覚化」
  田頭 未希

(2)国セン情報
 特定プログラム:プレゼンテーション大会報告
 東海大学リンガポルタ
 外国語の検定・資格のスコアシートや証書の写メを募集

(3)編集後記

(1) リレートーク
 「授業の視覚化」

 田頭 未希

 視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚。これらは外界の状態を認識するための感覚で、五感と呼ばれるものです。様々な研究や実験データから、人間は外界から受ける情報のうち、約8割を視覚情報から得ていると言われています。また、視覚的な情報の方が覚えやすいという研究結果もあります。授業が視覚化されれば、誰にとっても、情報としてより頭に入ってきやすくなり、記憶にも残りやすくなるというわけです。東海大学は、全国的にみても、比較的多くの聴覚障がいの学生さんが学んでいる大学です。毎年数名の聴覚障がいの学生さんが入学しています。そこで今日は、講義中の音声情報を文字情報に変換する、つまり視覚化して伝える取り組みや工夫の一部を紹介したいと思います。

 ノートテイクという言葉を聞いたことがありますか。筆記通訳のことで、例えば、講義で教員の話した内容やその時の周りの音情報を文字情報として同時通訳することを指します。湘南キャンパスでは、このノートテイクを学部の学生さんがボランティアで行ったり、大学外からテイク支援団体のテイカーさんがサポートしてくれる形で行っています。今年の春学期は74名、秋学期には59名のテイカーさんがサポートに入っています。学期の初めに募集をしていて、数回の講習を受ければ、誰でもテイカーとしてサポートに入ることができます。

 次に授業を視覚化する工夫をいくつか紹介します。語学の授業には、基本的には上記にあげたテイカーさんがつきません。文字情報として伝える最も一般的な方法は、やはり板書の量を増やすことです。最近では、1号館に黒板やホワイトボード以外に電子ボードが板書ツールとして加わりました。文字の色や太さのバリエーションが豊富で、ページ毎に保存が可能なのでいつでもどのページにも戻ることができる点が黒板やホワイトボードにはない大きなメリットです。聴覚障がいの学生さんだけでなく、どの学生さんにとっても、聞き逃したり、書き取りが間に合わなかったページは授業中または授業後にもう一度提示してもらえばいいわけです。

 アプリケーションを使うのも授業を視覚化するのに役立ちます。ここで紹介する一つめはMetaMojiShreと呼ばれるグループコミュニケーションアプリ(株式会社MetaMoJiが開発)です。手元にあるタブレット端末上で参加者全員が同じ情報をリアルタイムに共有できるというものです。英語の授業では、受講者全員が音声を使わずに、英語のスクリプトに文法事項や和訳、背景知識などの書き込みをしながら情報を共有するのに用いました。参加型で面白いと、学生さんには好評でした。

 二つめのアプリは、音声認識技術を使い、リアルタイムで文字情報を作成するUDトーク(Shamrock Records株式会社が開発)です。授業で私が話した内容は全て文字化され、ノートテイクの代替手段となります。文法の重要な説明も留学体験などの雑談も、音声情報の全てが文字情報として表示されるので、聴覚障がいの学生さんだけでなく、学生さん全員にとっても聞き逃しをなくすことができます。

 授業を視覚化することは、授業を受ける誰にとってもメリットがあると思います。そして、音声情報を視覚化するサポート役にも興味を持ち、活動に参加してくれる学生さんが増えれば嬉しいです。

 

プロフィール
(たがしら・みき)
国際教育センター英語教育部門の教員。必修英語以外には、基礎英語演習、英語発音演習、TOEICなどを担当。研究分野としては音声学、実験音声学が専門で、最近はアメリカ手話(ASL)についても勉強中。趣味は旅行と茶道。

(2) 国セン情報


特定プログラム:プレゼンテーション大会報告

 去る1月24日(火)に、国際教育センターの特定プログラム履修生によるプレゼンテーション大会が行われました。

 本大会は、国際教育センターで、中国語、英語、フランス語、ドイツ語、韓国語、ロシア語、スペイン語の特定プログラム科目を履修している学生たちが、共通のテーマからそれぞれの言語でプレゼンテーションを行い、それまでの外国語学習の成果を披露しあうというもので、今年で4回目になります。

 今回の共通テーマは、「風習、習慣」です。大変幅のある、だからそれぞれのプレゼンテーションの特徴がよく表れる素敵なテーマです。
各言語の持ち時間は7分。それぞれの言語のテーマと発表者は次の通りです。 

中国語:よく分かる!?中国の文化と習慣

    山口学志(やまぐち・たかし)
    越後継子(えちご・けいこ)
    竹中遼(たけなか・りょう)

英語:Reflecting Culture: World Englishes

    飯田 亜海(いいだ・あみ)
    桜井 友昭(さくらい・ともあき)
    正木 南(まさき・みなみ)
    小林 宏子(こばやし・ひろこ)
    濱中 章行(はまなか・のりゆき)
    アラム アルグレービ

フランス語:フランスの習慣

    長木 ロベルト(ながき・ろべると)
    又野 千奈(またの・せんな)
    林 なるみ(はやし・なるみ)
    安彦 良紀(あびこ・かずき)
    小澤 柚花(おざわ・ゆうか)

ドイツ語

    ドイツ語圏のクリスマスと『クランプス』について
     久河美夢(ひさかわ・みゆ)

    ドイツ語圏の『スクール・コーン』について
     千葉穂乃花(ちば・ほのか)

    ドイツの貧困層支援組織『ターフェル』について
    座間桃香(ざま・ももか)

コリア語:韓国でのマナー

    後藤美紅(ごとう・みく)
    宮本享典(みやもと・きょうすけ)

ロシア語:ロシアのジンクス

    山口彩花(やまぐち・あやか)
    坂野太亮(さかの・だいすけ)
    伊藤尚義(いとう・なおよし)
    清水晶太(しみず・しょうた)

スペイン語:スペイン語圏の年越し

    雪上遥果(ゆきうえ・はるか)
    塩崎 文香(しおざき・ふみか)
    佐久間 浩司(さくま・こうじ)
    林 憲佑(はやし・けんすけ)
    吉川 皓貴(よしかわ・こうき)

 これらの発表では、会場の皆さんにとって予想外の風習、習慣が次々に紹介され、大変活気のある会となりました。また、どの言語の学生たちも、日本語訳を加えるだけでなく、演劇であったり、クイズであったりと、その言語を学んでいない人たちに理解しまた一緒に参加できるようにと、プレゼンテーションの在り方から考えて発表し、大変工夫に富んだ会にもなっていました。

 現在、特定プログラム科目を履修中の皆さんも、これから何か外国語を学びたいと思っている皆さんも、ぜひ、この大会のことを覚えて、来年はぜひお越しください。


本学の学生なら誰でも英語学習がPCやスマホでできる!―「東海大学リンガポルタ」

 東海大学「リンガポルタ」はご存じですか?本学独自のeラーニングです。パソコンやスマホで、いつでもどこでも英語の学習ができます。

 現在、用意されているコンテンツは、英語必修科目Reading & Writing 1および2およびRead to Writeに準拠した単語学習、それにTOEICのスコアアップに役立つ「単語力パワーアップ」です。

アクセス方法

http://tokai.linguaporta.jp

ID: (学生証番号)
Password: (生年月日8桁)


君のスコア―検定合格がみんなの力に!
外部試験結果を報告しよう!

 外部で受けた外国語の検定・試験等の結果を募集します。スコアシートや証書の文字が鮮明に読めるように写メで撮影して、ir@iec.u-tokai.ac.jp宛てに送ってください。学生証番号と氏名を必ず明記してください。皆さんの結果は本センターで記録し、教育活動の貴重な参考資料させていただきます。


(3)編集後記

 新たな年が明けたと思っていたら、あっという間に一月が過ぎました。この一か月間に起ったことは、今後私たちの暮らしにどのような影響があるでしょうか。多くの人が、大きな期待と不安をもって語り合っています。それでも、今号に掲載された、よりよい授業のために工夫を凝らしてくださる先生方と、自分たちの力を高めるために知恵を出し合う学生たちに関する記事は、未来に光が灯っていることを確信させてくれます。私たちが迎える未来は、私たちがかつて想像していたものとは違ったものになるかもしれません。それでも、人がそれを良いものにするという真理に変化はないでしょう。(K.K.)


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発行:東海大学 国際教育センター
http://www.iec.u-tokai.ac.jp/

メルマガ編集チーム
 アルモーメン アブドーラ(国際教育部門・常任広報委員)
 高橋 強(英語教育部門・広報委員)
 近藤 喜重郎(国際言語教育部門・広報委員)
 吉成 雄一郎(英語教育部門・国センIR委員)
 





サイト名: International Education Center   http://s1.iec.u-tokai.ac.jp
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