2016/7/31号


 (2016/7/31)

*このメールはHTML形式です。うまく表示されない場合には、以下のURLからでも読むことができます。
http://s1.iec.u-tokai.ac.jp/modules/tinyd9/index.php?id=4


はじめに

期末試験が始まりますね。その後は楽しい夏休みですが、皆さんお元気ですか。
東海大学の「国際教育センター」(通称・国セン)からのメルマガ(国セン発メール便)第3弾をお届けします。今月も外国語学習や留学などに役に立つ情報をお届けします。


もくじ
(1)リレートーク
 「旅の醍醐味は人との交流―小さな国際交流は日本でも―」
  藤田玲子
(2)キミの意見がものを言う!
  「あなたの外国語学習は?」
(3)英語学習法ワンポインントアドバイス
  近藤正子
(4)国セン情報
(5)編集後記


(1)リレートーク
 「旅の醍醐味は人との交流―小さな国際交流は日本でも―」
 藤田玲子


 読者の皆さんは旅が好きですか?私は旅の持つ魅惑に魅せられ続けている一人です。特に、海外の旅では、空港に降り立った瞬間から、空気、聞こえてくる音、匂いなどの違いに、わくわくさせられます。航空会社に勤務していた頃より、あちこちの国へ行く機会を得て、今では世界の80か所以上の都市を訪れました。

 旅先で有名な観光地を訪れ、歴史的建造物や美しい景色を見ることは旅の醍醐味ですが、実は、訪れた国について、後々までよく覚えているのは、見たもの以上に、現地の人とのふれあいや交流です。韓国では、降りる地下鉄の駅を間違えて、道に迷っていたら、親切な大学生の2人連れに助けられ、泊まっていたホテルを探し当ててもらったことがありました。道すがら、日本語を勉強しているという学生さんの片言日本語と、英語を交えながら、色々な話をしました。

 ドイツの片田舎では、泊まった民宿で、部屋にあったグラスを割ってしまったことがありました。宿のおばさんに弁償を申し出ましたが、英語やドイツ語交えての会話がなかなか通じないものの、おばさんは、大丈夫、と言ってくれた模様。申し訳ないので日本から持ってきた扇子をあげたところ、ヤーパン、ヤーパン(Japan)と、ものすごく喜んでくれました。何気ない旅先のシーンではあるけれど、このようなやり取りが、今でも忘れられない思い出として胸を去来します。実はこのような触れ合いが旅のもう一つの醍醐味です。旅は、その国の人を知り、理解する機会でもあるのです。

 近年、訪日観光客が急増しています。昨年は2000万人に迫り、政府は2020年には4000万人を目標にしています。これからますます訪日人が巷にあふれることになるでしょう。皆さんはこのような訪日人と接点を持つ機会があるでしょうか?外国人に対するアンケート調査によると、訪日時に不便を感じた点として、「コミュニケーション」が必ず上位に上がります。道を聞いたら”No English” と逃げられた、という話も聞かれます。訪日人は日本の観光を楽しんで帰られると思いますが、そこに現地の私達との交流が加わると、きっと日本人の心遣いや親切に触れ、その旅は思い出深いものになるのではないでしょうか。

 道で困っている外国人を見たらぜひ親切にしてあげてください。カタコトでも構わないので、Do you need help? と言ってみましょう。以前は海外に行かないと学んだ外国語はなかなか実際に使用できませんでしたが、今は多くの訪日人が地下鉄などで日常的に困っており、外国語を使用する機会にあふれています。小さな国際交流を行って、世界の人々との絆を結んでいきませんか?

  このリレートークのバトンは、国際教育センターで留学生に日本語を教えている加藤 好崇に渡します。お楽しみに。

 

中国・成都で、パンダ繁殖センターにて掃除や餌をあげるボランティアを体験。

(東海大学・国際教育センター教授。日本航空客室乗員部を経て、米国留学。その後、英語教育に携わる。主な著書に『Travel English for Tourism Industry Professionals』(マクミランランゲージハウス)、『ビジネスミーティング英語力』(共著・朝日出版)他。


 (2)キミの意見がものを言う!
 「あなたの外国語学習は?」結果判明!

 読者の皆さんの意見を直接紹介する「キミの意見がものを言う!」の前号で募集したテーマは「あなたの外国語学習」でした。東海大学の学生の外国語学習の意識や考え方について58件の回答を得ました。

「あなたは、外国語学習を大学の授業以外にやっていますか?」という問いに対して、「やっている」と回答した学生は、約35パーセントでした。また「やりたいが、始めていない」が19パーセントでした。外国語学習について、半数以上の学生が前向きな意識を持っているのですね。

「やっている」と回答した学生たちに、さらに次のような質問をしてみました。

 「何を学習していますか」(複数回答可)という問いには、圧倒的に「TOEIC・英検」と回答した学生が64パーセントを占めました。次に「英会話」が約55パーセント、基礎英語が37パーセントという結果でした。本学の学生は、資格を意識している学生が多く、また英会話など自主的に勉強している学生も少なくないようです。また、学生時代に英語の基礎を学び直そうとする学生が多いのも特徴的です。

 また、「英語以外の外国語を授業以外でやっていれば、どのような勉強をしていますか」という質問には、「フランス語を将来のために勉強している」、「動画などを見て、会話ができる程度を目指している」という回答がありました。

 

学習上、困っていることは?

 

 さらに、「学習上、困っていることがあれば書いてください」という自由記述の問いかけには、「元々英語が不得意のため、独学で英語学習をすると課題が山積みで時間がかかり、効率もよくない」、「英単語をなかなか覚えられない」、「スピーキングができない」「適切な教材が見つからない」などの回答がありました。

 

 一方、授業以外に勉強していないと答えた学生に、「なぜ授業以外に学習していないのですか」と聞いてみました。その結果、「他にやることがある」が圧倒的に多く約62パーセントでした。多忙な大学生活を反映した声でした。次に「どのように勉強したらよいかわからない」が約45パーセント、「授業だけで十分」が約13パーセントでした。

 今回のアンケートを通じて、東海大学生のかなり多くの学生が外国語学習に関心があり、特に資格や英会話など実用的な語学の力を身につけるように頑張っている姿が明らかになりました。中には基礎を復習している学生もかなりいることが判明しました。また、授業以外に勉強していない学生たちは、忙しく時間がないという回答の他、「やり方がわからない」という声を多く聞きました。学習方法についても、このメルマガで紹介していきますので、お楽しみに。


次回のテーマ:「あなたの選択科目の選び方を教えてください」

 次回の「キミの意見がものを言う!」のテーマは「あなたの選択科目の選び方を教えてください」です。秋学期の履修登録を控え、東海大学の学生はどのように選択科目を選んでいるのでしょう。この結果は、あなた自分の選択科目の選び方の参考になることでしょう。

皆さんからの回答を待っています。

■回答方法

 以下のURLを開き、回答を記入してください。パソコンでもスマホでも可能です。

http://goo.gl/forms/noNyLa24SKwiUsjb2

■回答期限

2016年8月15日(金)

 
(3)英語学習法ワンポインントアドバイス
 楽しくワクワクした気持ちで英語学習を継続できるヒント

  近藤正子



 みなさんの多くが英語をもっと上達して、留学したい、将来英語を使った仕事につきたい、など様々な目的をもって英語に取り組んでいると思います。私の授業では、生きた英語コミュニケーションを身につけられるよう、楽しくワクワクした気持ちで英語学習を継続できるヒントを教えています。そのいくつかをご紹介しましょう。

(1)類語辞典(Thesaurus)の有効利用

 教科書であれ、英字新聞であれ、皆さんが初めて文章に触れた時、すべての語彙を理解できる人はまずいないと思います。文脈から意味を想像することも大切ですが、最終的に辞書に頼るでしょう。その時、英和辞典しか使わない人がほとんどだと思います。そこでもう一歩推し進めて、類語辞典(Thesaurus)を使って同義語(Synonym)を調べてみませんか?

 同義語を調べることによって、頭の中にある自分の英単語バンクに別の英語が加わり、これを継続していくと、英和辞典だけを使っていた時より、飛躍的に語彙が増えます。実際スピーキングをする時など、同義語をたくさん知っていれば、一つの単語が思い出せなくても、別な単語が口からでてきます。今は、電子辞書にジャンプ機能があるものが多く、英和から類語辞典への移動も簡単です。ぜひ、試してみて下さい。

(2)英語圏の中高生徒向けのサイト利用

 現在はインターネット上に様々な英語学習者向けのサイトがあります。ESL(English as a Second Language)(第二言語としての英語)というキーワードを入れれば、たくさんのサイトが出てきます。その中でも私の一番のお勧めは「CNN Student News」というサイトです。CNN Student Newsはアメリカの中学校、高校での授業のために作られ、日々の様々なニュースを10分に要約したプログラムです。中高校生向けに時事問題を易しく解説してくれていても、日本の大学生にとっては、難しい単語がたくさんでてきますが、編集に工夫がされていて、世界中で起こっている生のニュースを楽しく学ぶことができます。このプログラムの一番の利点は、ニュース全体の英語の原稿をダウンロードすることができることです。

 みなさんは、英語のニュースのリスニングに挑戦しても、1,2分で何をいっているのかわからなくなり、ただ聞き流しているだけ、といった経験はないでしょうか?聞き取れない一因は、語彙が余りにも少ないからです。まず最初は動画だけを見て、リスニングに集中し、次に動画に合わせて原稿を見て、わからなかった語彙をチェックしていくうちに、リスニングとリーディング両方の力がつきます。無料でiTunesでダウンロードもできますので、空いている時間にを利用して挑戦してみて下さい。

(3)SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)で英語ニュース漬け

 ほとんどのみなさんはライン、ツイッター、フェイスブックなどのSNSを日々使われていますよね。そこで、SNSで英語に触れるチャンスを増やしてみませんか?米国世論調査団体のピューリサーチセンター(2014)の調査では、アメリカ人成人の64%がフェイスブックを利用しており、その約半分がニュース情報をフェイスブックから得ているというのです。つまり、フェイスブックをニュースを読む場として利用している人が増えており、皆さんもこれを利用してはどうでしょうか?

 CNN、The New York Times, BBC, The Guardian, The Japan Timesなどの様々な英語のニュースに「いいね」を押すだけで、動画付きの最新のニュースが朝から晩まで流れています。ニュース記事を読み、詳しく内容を理解することでリーディング力がつき、動画を見てリスニング力を伸びます。最近は、動画も英語字幕が付いているものが増えていてわかりやすく見ることができます。

(4)映画は英語字幕で

 皆さんの今まで見た英語圏の映画の中で一番好きな映画は何ですか?繰り返して見ているような映画はありませんか?そういった時は、思い切ってその映画のDVDかBlu-rayを買ってみましょう。そして、英語字幕で見てみるのです。わからない表現をメモにとり、何度も繰り返して聞いてみて下さい。好きな映画だからこと、この繰り返しを辛抱強くできると思います。時間をかけて、ひとつの映画を英語字幕で理解できたとき、英語力がつくだけでなく、日本語字幕だけでは味わえなかった、英語でしかわからない真の面白さが発見できるかもしれません。

最後に:

 英語学習は大学時代だけでなく、卒業しても、ちょっとした工夫をすれば楽しく継続していくことができます。「楽しい」「止められない」と思うまでには、努力と時間がかかりますが、その過程の中でも、生の英語に触れることで、小さな楽しみを発見し、生涯英語と触れ合っていってもらいたいです。

(国際教育センター英語教育部門、准教授。慶応義塾大学文学部文学科英米文学専攻卒業。カリフォルニア州立大学ロングビーチ校で言語学修士(TEFL=外国語としての英語教授法専攻)取得。一般必修英語科目、航空操縦学英語科目及び自由選択科目「英語で学ぶ国際問題」を担当)


(4)国セン情報

■2016年度第41回南山大学ドイツ語暗誦大会」参加報告
眞鍋正紀

  国際教育センター国際言語教育部門開講科目「プレゼンテーション上級1」などのドイツ語科目を履修している観光学部観光学科3年の加勢照将(かせてるまさ)さんが、2016年6月18日開催の「2016年度第41回南山大学ドイツ語暗誦大会」に出場し、ヨハン・ヴォルフガング・ゲーテ作の詩『魔王』の暗誦で、みごと準優勝を果たしました(第2位)。沖縄や大阪から出場の大学生たち、そして一般の参加者たちも混じるなか、非常に繊細な解釈に基づく詩の朗唱の演技が認められ、この快挙となりました。

 第41回という数字が示すとおり、「南山大学ドイツ語暗誦大会」は40年以上の長きにわたって開催されているコンテストです。伝統に裏打ちされている本大会の審査員はみなネイティブのドイツ語教員の方々です。公平性の確保のため、南山大学以外の大学で奉職されている方々も含めての審査という厳正な大会でした。

 加勢さんは9月以降、東海大学とベルリン・フンボルト大学との交換留学プログラムにより、長期留学を予定しています。留学の前にドイツ語の発音の練習をしっかりと行いたいという本人の希望に応じて、この学外の暗誦大会への参加を勧めたのですが、このような好成績をおさめたことで、加勢さん自身、語学における地道な努力は必ず報われるという思いを強くしたようです。ぜひ今後も留学への準備などを通じ、そして留学中は現地でドイツ語をしっかりと学ぶことで今後のキャリアの礎としてもらいたい、そうドイツ語教員一同、祈念している次第です。

*前号で短くお伝えしたニュースの詳報です。


本学の学生なら誰でも英語学習がPCやスマホでできる!―「東海大学リンガポルタ」

東海大学「リンガポルタ」はご存じですか?本学独自のeラーニングです。パソコンやスマホで、いつでもどこでも英語の学習ができます。

現在、用意されているコンテンツは、英語必修科目Reading & Writing 1および2およびRead to Writeに準拠した単語学習、それにTOEICのスコアアップに役立つ「単語力パワーアップ」です。

アクセス方法

http://tokai.linguaporta.jp

ID: (学生証番号)
Password: (生年月日8桁)


外部で受けた外国語の検定・資格のスコアシートや証書の写メを募集!

 外部で受けた外国語の検定・試験等の結果を募集します。スコアシートや証書の文字が鮮明に読めるように写メで撮影して、ir@iec.u-tokai.ac.jp宛てに送ってください。学生証番号と氏名を必ず明記してください。皆さんの結果は本センターで記録し、教育活動の貴重な参考資料とします。また、級やスコアにより、表彰することを検討中です。


(5)編集後記


 PokemonGoが日本で解禁になった日の午後、私は大学から駅まで歩いている途中、少なくも10人の学生がスマホでPokemonGoを楽しんでいるのを目撃した。なぜPokenmonGoと分かるかって?歩きながら、ピンとはじき飛ばす独特の指使いでそれはすぐに分かる。

 そんなに面白いものなら、と私も駅に着くや、すぐにPokenmonGoをダウンロードしてやってみた。これが実に楽しい。現実の世界とバーチャルの世界が融合し、現実では存在しないはずのポケモンが、目の前の現実の世界に入り込んで、飛んだり跳ねたりする。私にはスマホを見ながら街中をポケモン探しに出かける度胸はないが、ちょっとやってみようかなという騒動に駆られる。これがこのゲームのすごさだ。

 現実と仮想を融合した拡張現実(AR)という技術が可能にしたゲームだが、外国語学習もそれに似ている。外国人と直接コミュニケーションをする「現実」に備えて、いろいろな教材を使っていわば「仮想」的に外国語の学習をしている。学習と実際が別々のものであるうちは、学習は生きたものではなく、退屈しがちだ。しかし現実と学習が、融合したらとても楽しいものになるに違いない。そう、今月号の近藤先生が紹介しているいくつかの学習方法はある意味、仮想の英語学習を現実の世界に広げる拡張現実的学習法なのかもしれない。(Y.Y.)

国セン発メール便、次回の配信は8月中旬を予定しています。


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発行:東海大学 国際教育センター
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